こんな悩みに役に立つ
- 米国株式投資を始めたいんだけど、どうすればいい?
- 基本的な知識をわかりやすく教えてほしい
- 初心者におすすめな証券会社は?
今回は、そんな米国株式投資についての質問にお答えしていきます。
昨今、急速に進む円安と老後2,000万円問題や個人の資産形成の話題が多く取り上げられるようになり、米国株式投資を始めたいと考える方も多くなっていると思います。
反面、実際にどうやって始めたらよいのか分からず行動できない方が多いこともあるでしょう。そんな知識ゼロの初心者の方向けに、最最低限押さえておくべき米国株式投資の基礎知識から実際の購入方法をわかりやすく解説していきます。
米国株式投資はみなさんが考えているほど難しくありません。必要最低限の知識さえあれば誰もが簡単に始められる便利な時代です。
この記事の内容
- 初心者向け米国株式投資の基礎知識4選
- 米国株の買い方
- 初心者におすすめ証券取引所
著者について
米国株式投資3年で+400万円の利益達成!
現在の投資活動は、不動産、米国株8桁と暗号資産(仮想通貨)6桁ガチホ中!
実体験をもとにリアルな運用実績や情報を発信しています。
この記事を読むことでわかること
- 米国株式投資を始めるための基本知識
- 米国株式投資の始め方
初心者のための米国株式投資の基礎知識4選
米国株式投資の基礎知識、要点は4つ
-
- 米国株取引と日本株取引の違い
- 米国の株式市場は2つ
- 米国市場は「取引時間」「取引単位」が日本と異なる
- 米国の代表的な株式指標は3つ
それでは、順番に解説していきます。
1.米国株取引と日本株取引は何が違うのか
まずは、米国株取引と日本株取引を比較をまとめました。
日本株 | 米国株 | |
取引所 |
|
|
購入単位 | 100株から | 1株から |
配当金 | 年1回から2回が基本 | 年4回が中心 |
取引時間 | 9:00〜11:30 12:30〜15:00 |
《夏時間》 22:30〜5:00 《冬時間》 23:30〜6:00 |
手数料 | 最低0円〜 | 最低0ドル〜 |
値幅制限 | あり(前日終値の基づき設定) | なし |
米国株と日本株との違い
- 1株単位から取引が可能
- 配当の分配頻度が高い
- ストップ高、ストップ安の値幅制限がない
1株単位から取引が可能
日本株の購入は、100株単位で購入するように取り決められています。なので、実際に購入する際には、表示されている株価に100を掛けた金額がおよそ必要となります。一方、米国株はすべての銘柄が1株単位から購入可能で、少額から株取引を始めることができます。
配当の分配頻度が高い
日本株の配当は、本決算の1年に年1回もしくは中間決算を加えた年2回が一般的となっています。一方、米国株は四半期の決算ごとに年4回配当を行う企業が増えています。
ストップ高、ストップ安の値幅制限がない
日本株は、1日の価格の変動幅が前日の終値または気配値を基準に設定されています。これを値幅制限といいます。
値幅制限の上限まで株価が上がることを「ストップ高」、下限まで下がることを「ストップ安」といいます。
一方、米国株は値幅制限のルールがありません。なので、需給次第では暴騰や暴落することがあります。
2.米国の株式市場は2つ
ニューヨーク証券取引所(NYSE)
ニューヨーク証券取引所は、米国で最も長い歴史を誇り、ロンドン取引所についで世界で2番目に古い証券取引所です。その伝統と取引所の評判を守るために世界一上場審査が厳しいといわれ、上場には、数多くの大型優良企業や各国のグローバル企業が上場しています。
ナスダック(NASDAQ)
1971年に世界初の電子株式市場として設立された世界最大の新興企業向け株式市場です。ハイテク企業の多くが上場し、アルファベット(GOOG)、アマゾン(AMZN)、メタプラットフォームズ(FB)、アップル(AAPL)、ネットフリックス(NFLX)などの超人気企業が多数上場しています。
3.米国の株式市場は「取引時間」「取引単位」が日本と異なる
米国株式市場は、現地時間の9時30分〜16時まで取引ができます。日本時間で言えば、取引時間は23時30分から翌朝6時までとなります。また、日本株式は主に100株単位で取引されているのに対し、米国株式はすべての銘柄が1株単位で購入できます。
4.米国の代表的な株式指数は3つ
NYダウ
NYダウはアメリカで最も古い株式指数で、正式名称を「ダウ工業株30種平均」と言います。米国市場に上場している企業からダウジョーンズ社が成長性や投資家の関心の高さなどから選んだ、マクドナルドやアップル、マイクロソフトなどの30銘柄で構成されています。日本の株式市場で言えば、日経225指標が近いイメージとなります。
ナスダック総合指数
ナスダックに上場している全銘柄を対象としているのが、ナスダック総合指数となります。1971年2月5日の時価総額を基準とし、その値を100として算出しています。
S&P500
S&P500は、NYSEとナスダックに上場している企業から代表的な500社をスタンダード・アンド・プアーズ社が選定して算出する株式指数です。米国の2つの株式市場から500社をカバーしており、「アメリカ株式市場の状態」を示しているとして、世界中で参考にされています。
9月7日
🇺🇸主要3指数揃って反発、ナスダックは8日ぶりに反発。
長期金利の低下と原油安が追い風となって株買いを後押し。為替市場は一時1ドル=145円付近まで上昇、24年ぶりの安値を連日で更新。・ダウ +1.40%
・ナスダック +2.14%
・S&P500 +1.83%— hide|アラフィフ米国株式・仮想通貨ブロガー (@hide_crypto) September 7, 2022
米国株式の買い方
まずは、米国株式の取り扱いがある証券会社の口座を開設する必要があります。
購入までの簡単な流れは以下のとおりです(3ステップ)
米国株の買い方3ステップ
- 米国株が買える証券会社の口座を開設する
- 購入資金を入金する
- 購入したい株を検索し、注文する
どこの証券会社の口座をつくるかが、まずは第一ステップとなります。
次からは、その点を解説していきます。
初心者の方にはスマホ証券がおすすめ
それでは、初心者向けの証券会社について解説していきます。
結論:初心者におすすめはスマホ証券です!
理由は以下の3つ
- 口座開設から株の購入まで一連の流れがすべて簡単スマホで完結できる
- 取り扱い銘柄が厳選されていることで初心者でも取引しやすい
- 少額から取引ができる
それでは、順に解説していきます。
スマホ証券は、口座開設から株の購入まですべて簡単スマホで完結できる
スマホ証券とは
口座開設から入金、取引、出金など、一連の作業がすべてスマホだけで完結する証券サービスです。2018年頃から増え始め、コロナ禍の株高局面かが追い風となって、若い世代を中心に口座数を伸ばしています。
出典:みずほ証券「スマホ証券とは?ネット証券との違いを比較してみよう」
スマホ証券のメリットとデメリット
続いて、スマホ証券のメリットとデメリットを見ていきましょう。
スマホ証券の主なメリットは、以下のとおりです。
スマホ証券のメリット
- 取引商品は基本的なものとなっていて、初心者でも取引しやすい
- 少額で取引を始められる
スマホ証券の取引商品はあえて基本的なものに絞られています。投資経験がなくても、スマートフォンの扱いに慣れていれば簡単に投資を始められるようになっています。スマホ証券の多くは少額投資に対応していて、少ない資金で投資を始めることが可能となっています。
これまでの証券口座では、パソコンの画面でちょっと初心者の方では扱いが難しかった点も、スマホ証券では機能が絞られているので扱いやすく設計されています。
メリットは多いですが、以下のようなデメリットもあります。
スマホ証券のデメリット
- 取引商品が少ない
- コストが高い場合がある
取引商品が少ないことはメリットでもありますが、デメリットと感じる方もいると思います。多くの選択肢から選びたい方には向かないかもしれません。また、スマホ証券は従来のネット証券を比べると手数料が高い場合があるため注意が必要です。
スマホ証券会社の比較
スマホ証券会社5社を利用する視点で比較してみました。
各スマホ証券会社比較表
スマホ証券名 | 取扱商品 | 手数料 | 最小取引単位 | ポイント投資 | NISA対応 |
LINE証券 | 国内株/ETF/REIT、投資信託 | 取引手数料無料 スプレッド:基準価格の0.2%〜1% |
1株 | LINEポイント | ○ |
SBIネオモバイル証券 | 国内株/ETF/REIT | 月額220円 (月間取引50万円の場合) |
1株 | Tポイント | ✖️ |
日興フロッギー | 国内株/ETF/REIT、米国ETF | スプレッド:買付0%、売却0.5% (取引100万円までの場合) |
100円 | dポイント | ○ |
PayPay証券 | 国内株/ETF/REIT、米国/ETF、投資信託 | 取引手数料無料 スプレッド:基準価格の0.5%〜1% |
1,000円 | PayPayポイント | ✖️ |
CONNECT | 国内株/ETF/REIT、米国/ETF、投資信託 | スプレッド:0.5% | 1株 | Pontaポイント | ○ |
各社見てみると、取扱商品が大きく異なっている点とNISA対応がポイントといえます。
まとめ:今すぐ、スマホ証券で米国株式を始めよう!
今回は、米国株式投資の基礎知識についてお話ししました。
おさらいしましょう。
- 米国株式市場には、ニューヨーク証券取引所とナスダックの2つのがある
- 米奥株式市場は「取引時間」と「取引単位」が日本と異なる
- 米国株式市場の代表的な指数として、「NYダウ」「ナスダック総合指数」「S&P500」の3つがある
- スマホ証券は、口座開設から購入まで全てスマホで完結できる
- 初心者の方にはスマホ証券がおすすめ
米国株式投資はみなさんが考えているほど難しくありません。基本的な知識だけで、誰でも簡単に手軽に始めることができます。
この記事を参考にして、ぜひ米奥株式投資にチャレンジしてみましょう。
次につながる行動まとめ
それではまた、よろしくお願いします。